「いい加減、リスキリングして!」私たちがハッキリ伝えるべき本当の相手
忙しい毎日で、会社と家の往復ばかり。もう少しインプットしたいけど、スマホを見るとついSNSやゲームでダラダラ時間を溶かしてしまう……。 [ポッドキャスト]「いい加減、リスキリングして!」私たちがハッキリ伝えるべき本当の相手 ビジネスパーソンのみなさんが「定時までに帰れること」をサポートすべく、業務効率化やキャリアアップに役立つ新刊ビジネス書の著者をお招きして、今日からお仕事にちょっと役立つノウハウやTipsをインタビュー。 ポッドキャスト番組「定時までに帰れるラジオ」(#テイジラジオ)(https://open.spotify.com/episode/3SQFoqhVmhi8iWD86lfVMn?si=wXE0aaUKTB2EsOGA5LR86w)の一部をダイジェスト版でお送りします(2月15日配信)。
リスキリングは個人の問題ではない
野上:今回取り上げるテーマは「リスキリング」。簡単に言うと、社会人の学び直しなんですが、今、岸田政権が5年間で1兆円をこのリスキリングに投じると言っている差し迫ったテーマなんですね。 ゲストには光文社新書『リスキリングは経営課題~日本企業の「学びとキャリア」考』の書籍を出版した小林祐児さんをお迎えしております。小林さん、よろしくお願いいたします。 小林:よろしくお願いいたします。小林です。 野上:最初に、この1冊を通して伝えたかったことを一言でお願いします。 小林:『リスキリングは経営課題』。このタイトルに言いたいことはほぼ詰まっています。 リスキリング、学び直しと聞いた時に「自分がどう勉強するかな」「何を学んだらいいんだろう」と個人に引き寄せて考える方が多いと思うんですよね。 実際これまでを振り返っても、個人がいかに学んでいくかの議論が多いです。しかし自分は、いろいろな調査結果から「勝手に学ぶ人が増えるってことはないな」とある種のあきらめ至りました。 野上:なんと、あきらめ! 小林:じゃあ誰が推進していくんだとなると「これは、企業の経営課題である」と。会社というプレイヤーから、自社社員に対して働きかけないと変わらない。これが言いたかったことですね。 野上:なるほど、個人に訴えかけても限界があると。あきらめという言葉も出てきました。 リスキリングって言葉はもうバズワードになってるんですけど、改めてリスキリングとは何でしょうか?