『VRおじさんの初恋』キービジュアル

夜ドラ『VRおじさんの初恋』が4月1日にNHK総合でスタート。キービジュアルが到着した。 暴力とも子の同名漫画を原作とする『VRおじさんの初恋』は、さえない中年独身男性の孤独な現実世界とバーチャル世界を行き来しながら描くラブストーリー。VRの世界では制服姿の少女・ナオキとして過ごしていた直樹が女子の姿で天真爛漫な美少女・ホナミに恋をし、今までとは違う人生を見つけようとする姿を描く。直樹役を野間口徹が演じるほか、倉沢杏菜、井桁弘恵が共演。脚本は森野マッシュが手掛ける。 キービジュアルのデザインは、えぐちりかが担当。今回の発表とあわせてえぐちりか、暴力とも子からのコメントが到着した。 【えぐちりかのコメント】 孤独な直樹の心の奥にもう一つの世界（VR）が広がり、それが直樹の現実にも影響を与えていく様子をビジュアル化しました。 原作を読ませていただき、リアルとファンタジーを行き来する、ピュアで不思議な世界に一気に引き込まれました。 これからドラマを観るのがとても待ち遠しいです。 【暴力とも子のコメント】 この作品は、社会をうまく乗り切れなかった人の、とても小さな初恋の物語です。 向こう岸に現れた人がなんだかこちらに手を振るので見つめていたら、凪の人生に少しだけ波が立つ。そんな小さな事でなければ、それを掬い取らなければ表現できない。そう信じて作ったのが直樹というキャラクターでした。 今回の映像化は、その原作に多くの作り手の想いが重なったものになります。 関わってくださった方々の分だけ、作品の上に載っている熱量が増しています。 そして、その熱量が「VRおじさんの初恋」という物語世界に少しだけ変化を与えました。 まるで私の中にいた「直樹」という人格が、野間口徹さんというアバターを着て新たな生き方を探っているようで少しくすぐったいような。その可能性を信じてあげたい親心に似た気持ちで脚本を監修させていただきました。 映像化というプロセスを通じて、原作と同じテーマから少しだけ背伸びをした、ドラマ版『VRおじさんの初恋』のラストを、皆さんと一緒に見届けていければと思います。