トヨタ自動車152キロ新人右腕・後藤が零封デビュー「めちゃくちゃ期待」プロ入りへ好発進
◇JABA京都大会 予選Dブロック トヨタ自動車7―0宮崎梅田学園(2024年4月25日 皇子山) JABA京都大会が25日に開幕し、トヨタ自動車が宮崎梅田学園を7―0の8回コールド勝ちで制した。 7―0の8回から期待の新人右腕が公式戦初登板。東北福祉大出身の最速152キロ右腕・後藤凌寿が3番手として登板し、1回2奪三振、無失点と上々のデビューを果たした。 「最初は緊張感もありましたけど、自分の投球をしようと心がけて投げました」 先頭打者に四球を与えたものの、無死一塁から外角直球を決め球に2者連続三振を奪うなど、持ち前の制球力の高さを披露した。 「右打者にはしっかりと制球できたけど、左打者への直球はまだ荒れていた。そこを修正していきたいです」 球威、制球ともに兼ね備える本格派右腕。昨秋はプロ志望届を提出したものの、大学4年時に右肩や右肘を痛めて本領を発揮できず、指名漏れとなった。 来秋のドラフト解禁年に向けて「社会人でも目標は変わらず、プロに行きたい」と明言。藤原航平監督も「むちゃくちゃ期待しています。切れのある直球を投げ、変化球も制球できる総合力の高い投手。大きく育ってほしい」と期待を寄せた。