続く物価上昇に年金受給者の本音「到底足りない」 6割が年金だけで生活まかなえず 福岡
テレビ西日本
6月14日は、2カ月に1度の年金支給日です。 物価高が家計を直撃する中、今後の年金生活には、どう影響していくのか取材しました。
14日、福岡市・天神の西鉄福岡駅で、警察が駅の利用者に対して呼びかけていたのは、「ニセ電話詐欺」の被害防止です。 14日は、2カ月に1度の「年金支給日」。 65歳以上の高齢者にとっては、まとまった額の現金が手元に入る日です。 街には、年金支給日を楽しみに出かけて来た人の姿もー ◆元介護士(75) 「この日だけ小倉に来て、好きなものを食べて帰るだけよ。2カ月に1回の楽しみ」
老後の生活を支える大切な「年金」ですが、みなさん、いくらくらいの年金を受け取っているのでしょうか? ◆元清掃員(83) 「11万円くらいかな。今ギリギリです」 ◆元清掃員(83) 「私は9万円ちょっと切る」 Q.年金はいくらもらっていますか? ◆元公務員(69) 「ふた月で17~18万くらい」 ◆元会社員(70) 「27万。月よ」 ◆元会社員(69) 「20万円弱」
厚労省の調査によりますと、年金収入だけで生活している世帯は全体の44%。 約6割の高齢者が「年金だけでは毎月の生活費をまかなえていない」ことになります。 物価高が家計を直撃する中で、街の人の実感はー Q.年金だけで生活のやりくりは? ◆元自営業(77) 「無理ですね」 ◆元百貨店勤務(94) 「厳しい世の中だから、レシートで色々分類して、家計簿をちゃんとつけている」 Q.年金足りています? ◆清掃員(75) 「足りません!到底足りない」 円安などの影響で、様々なモノの値段が上がっている今。 年金受給者からも、家計への負担を懸念する声が聞こえてきました。
テレビ西日本