蝉川泰果、2差5位に後退も史上最年少メジャー3冠に望み「上を狙っている」
◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第3日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71) 1打差2位から出た蝉川泰果(アース製薬)は1イーグル、2バーディー、3ボギーの70で回り、通算8アンダーで首位と2打差の5位に後退した。この日は1番で4オン1パットのボギー発進。2番のイーグルで立て直すも、その後は耐える展開が続き、最終18番で4メートルをねじ込み、バーディーフィニッシュ。1つ伸ばしてこの日を終えた。「久々にこういう位置(上位)で回って緊張した。パットが入らず苦戦したが、最後に左バンカーからバーディーが取れたのは自信になる」といい締めくくりにうなずいた。 1番では第2打がトップし、グリーンを大きくオーバー。3打目もグリーンに乗せられず、ボギーからのスタートとなった。だが、2番では残り180ヤードの第2打をピンから2・5メートルにつけてイーグルを奪取。下りのラインだったが、「覚悟を決めた」と打ち切ってカップインさせた。その後2つスコアを落としたが、9、18番で伸ばし首位とは2打差で最終日を迎える。 この日は東北福祉大の先輩・金谷拓実(Yogibo)とのラウンド。「勉強になる。落ち着いているし締めてくる。最近の自分にないものが際立って、強さとして見えた」と学ぶことが多かった一日だったという。最終ラウンドは、その金谷ら3人の背中を追うこととなった。「6番まではチャンスホールなので、しっかり取りたい。ミスを調整して明日を迎えればいけるかなと思う。上を狙っている」と史上最年少メジャー3冠を虎視たんたんと狙う。
報知新聞社