「日韓首脳会談」に抗議、歴史的象徴によじ登る…韓国・労組員2人摘発
【09月10日 KOREA WAVE】岸田文雄首相訪韓時の日韓首脳会談に反対する集会が6日開かれた際、光化門広場のイ・スンシン(李舜臣)将軍像に全国民主労働組合総連盟(民主労総)の組合員2人がよじ登ってデモをするという事件が発生した。将軍像は集会の届出場所ではないため、ソウル鍾路(チョンノ)警察署は集会及び示威に関する法律違反の疑いで2人を現行犯逮捕した。 同署は1人は釈放する一方、もう1人については拘束令状を申請した。ソウル中央地裁は9日、この1人に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を実施、拘束の岐路に立たされている。 これに反発した労組員や市民団体は同日、ソウル市西大門区の警察庁前で、この組合員の釈放を要求し、拘束令状申請を非難する記者会見を開いた。 労組のメンバーらは「民主労総の組合員と市民は、首脳会談の問題点を伝え、主権と正義を守るために行動しただけだ」と述べたうえ「国民の正当な抗議と意思表示に対し、ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は拘束令状申請という時代錯誤な対応で応えた」と抗議している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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