「里親制度」をご存じでしょうか。里親制度とは、親の病気や家出など様々な事情で自分の家庭で暮らせない子どもたちを、別の家庭に迎え、育てる仕組みのことです。 里親は主に、子どもが成人するまでの一定期間育てる「養育里親」と、法的な親子関係を結ぶことを前提に育てる「養子縁組里親」に分かれます。 弘前市でこの「里親制度」への理解を深めてもらおうと、パネル展が開かれています。 【里親支援センター弘前　里親支援員　湯瀬奈津代さん】 「地域の方々に広く里親制度について知ってもらうことを目的に、このパネル展を企画しました」 里親制度パネル展は、毎年10月の「里親月間」にちなんで、2024年に発足した里親支援センター弘前が企画しました。 青森県内で里親などを必要としている子どもの数は、およそ310人。そのうち、8割程度が児童養護施設などで暮らしていて、里親家庭は少ないのが現状です。 【里親支援センター弘前　里親支援員　湯瀬奈津代さん】 「里親がどのようなことに取り組まれているのか、そして児童相談所に私たち里親支援センターも加わり、里親の窓口が広がったということを知っていただきたいです」 「里親制度パネル展」は、弘前市のヒロロ3階で20日まで開かれています。