能登半島地震 北陸の台湾系団体、避難所に支援物資届ける 食材や衛生用品など
(東京中央社)能登半島地震の発生を受け、北陸地方で事業を営む台湾出身者らでつくる日本北陸台湾商工会が集めた支援物資が5日、石川県七尾市の避難所に届けられた。食材はカレーライスとして被災者に振る舞われた。 同商工会の島田恵会長が中央社の電話取材に明らかにした。今回届けたのは、飲料水や米、野菜、調味料、トイレットペーパーなど。かねてから交流があった同市議会の西川英伸副議長と連絡を取り、支援が必要な避難所や品目を確認した後、物資を集めた。島田氏が自ら車を運転して避難所に搬入したという。 島田氏によれば、同会は駅や街頭での募金活動を計画しており、すでに関連の申請を済ませた。支援物資の募集と配送も継続して行うという。 石川県や七尾市は8日現在、支援物資は企業や団体、自治体からのみ受け入れており、提供する場合は事前に受け入れ先と調整するよう呼びかけている。 (戴雅真/編集:田中宏樹)