【山口県】[周南公立大]新学部の地域連携説明 しゅうなん地域共創市
山口県周南市の周南公立大(髙田隆学長)の研究内容を企業に紹介する「しゅうなん地域共創市」が20日、徳山駅前図書館で初めて開かれ、企業などの43人を前に、今春の学部学科再編後の研究・教育体制の説明や、地域と連携した研究の発表があった。 同大学は今春から経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科、看護学科、福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科を開設して入学定員も480人になる。しゅうなん地域共創市は同大学で地域連携の窓口を担う地域共創センター(立部文崇センター長)が中心になって開いた。
地域共創市では各学科ごとに地域との連携にどう取り組むかなどを説明した。このうち情報科学部は同学部準備室の酒井徹也准教授が同学部では、大学の学生全員に向けた教育、情報科学部の学生に向けた教育、地域DX教育研究センターによる社会教育や共同研究に取り組むと述べた。周南市と取り組む「スマートわさび」の栽培も地域との連携の実例として紹介した。 学生のゼミの発表もあり、地域ゼミの取り組みで、山口県から五輪選手も出ているフェンシングの普及を目指し、柔らかい剣を使う「スマートフェンシング」の体験会を開いたことや、専門ゼミでは「高度経済成長期の徳山駅前の賑わい」と題して、1970年代の徳山駅前商店街のにぎわいぶりとその要因の研究発表もあった。