ガチャガチャ文化、カプセルトイの歴史を大紹介! 懐かしの「10円ガチャ」や「コスモス社」特集も
空前のカプセルトイブームが巻き起こっている。ショピングモールや駅の構内には多くのカプセルトイ筐体が設置され、老若男女で賑わっている。年々成長していくカプセルトイ市場の規模は、なんと2022年に前年度比35.6%増の610億円に達した(※1)。 【写真】1360以上のガチャガチャ景品が勢揃い!『日本ガチャガチャクロニクル』を試し読み そんな中、日本のガチャガチャ文化を総括する一冊、『日本ガチャガチャクロニクル』が辰巳出版から発売される。本書は、戦前のガチャガチャの誕生から2018年頃の大ブームまでにおけるガチャガチャの歴史を年代記(クロニクル)形式で解説。1360以上のアイテムと240以上の台紙を収録し、カプセルトイの変遷や玩具、台紙、ミニブックなど、ガチャガチャの魅力を多角的に紹介する。まさにカプセルトイのカプセルトイ好きのバイブルとなる一冊だ。 ガチャガチャ研究の第一人者である著者の杉村典行氏のコレクションからアイテムを厳選し、惜しみなく掲載する本書。一般社団法人日本ガチャガチャ協会(小野尾勝彦会長)の全面協力のもと、日本独自のガチャガチャ文化を振り返る貴重な資料となっている。 現在では1000円以上のガチャガチャも珍しくないが、かつては10円、20円という安価なガチャガチャも多く存在した。そんな時代の資料や、ガチャガチャ黄金期である1970年代後半頃から一斉を風靡したコスモス社のガチャガチャにスポットを当てた、当時子どもだった人にはたまらない特集も掲載。 ミニ特集では、人気シリーズの変遷やユニークな切り口のコラム、そしてレアな傑作台紙コレクションも紹介。ガチャガチャの誕生前夜から、市場が競合時代に移行する成長期、そして近頃の発展期までを詳細に描き出している、これまでにない1冊だ。 懐かしいあのガチャガチャから、これまでにないガチャガチャの歴史を総覧できる本書をチェックしてみよう。 ※1 日本玩具協会(東京都)調べ
文=リアルサウンドブック