パリ五輪金メダリストのリディア・コーが最終18番でバーディをねじ込み逆転優勝! 最新クラブセッティングも紹介【全英女子オープン・最終日】
ゴルフの聖地セントアンドリュース・オールドコースで開催したAIG女子(全英女子)オープン。3日目を終え、7アンダーの首位に申ジエ、1打差の2位にリリア・ヴ、2打差の3位にネリー・コルダ、3打差の4位タイにリディア・コーと歴代の世界ランキング1位が上位に位置し、虎視眈々と今季メジャー最終戦の優勝を狙ってスタートした最終日。そうそうたるメンバーのなかで優勝したのはパリ五輪で金メダルに輝き、殿堂入りを果たしたリディア・コー。それも、18番でバーディパットを決めるという、リディアの勝負強さが垣間見えた、劇的な逆転優勝だった。 リディア・コーがお気に入りというスコッティキャメロン プロトタイプ センターシャフト
お気に入りのクラブは「キャメロンのプロトタイプ」
全英女子オープンの最終日、過去に2度、全英女子オープンで優勝を果たしている申ジエ、世界ランク1位のネリー・コルダ、昨年の全英女子オープン覇者のリリア・ヴ、そしてパリ五輪金メダリストのリディア・コーとそうそうたるメンバーで優勝争いが行われた。 決着がついたのは最終18番。リディア・コーがバーディで締め、トータル7アンダーでクラブハウスリーダー(※)に。最終組のリリア・ヴも17番終了時までで6アンダーとし、18番がバーディならプレーオフという展開だったが、3パット。ここで決着がついた。 ※「クラブハウスリーダー」とは、ホールアウトしたなかで最少スコアの選手を指す言葉 バーディパットをねじ込んだパターを「14本の中で1番お気に入り」と話していたリディア・コー。そのパターは「スコッティキャメロン プロトタイプ」のセンターシャフトだ。今大会は4日間、グリーン上でボールが動いてしまうような強風が吹くなか、優勝を勝ち取ることができたのはこのお気に入りパターがあったからと言っても過言ではないだろう。
パリ五輪からウェッジを1本チェンジ
ちなみに、金メダルを獲得したパリ五輪とは1本だけセッティングが異なる。それはウェッジ。パリ五輪では「ボーケイ SM10」の44度、47度、54度、58度の4本だったが、今大会は58度を「ボーケイ SM10」ではなく「ボーケイ ウェッジワークス」の60度を投入した。アンジュレーションが強く、地面が硬いリンクスコースだからこそのチェンジだった。 【リディア・コーのセッティング】 1W:ピンゴルフ G430 10K 9度(ディアマナ PD 50S) 3W:ピンゴルフ G430 MAX 15度(ディアマナ PD 60S) 3U・4U:ピンゴルフ G430 MAX 19度・22度(ツアーAD HY65S) 5I~7I:ピンゴルフ i230(SteelFiber fc70S) 8I~9I:ピンゴルフ BLUEPRINT S(SteelFiber fc70S) PW:タイトリスト ボーケイ SM10 44度(SteelFiber fc70S) GW:タイトリスト ボーケイ SM10 47度(SteelFiber fc80S) AW:タイトリスト ボーケイ SM10 54度(SteelFiber fc80S) LW:タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス60度(SteelFiber fc80S) PT:スコッティキャメロンプロトタイプ
月刊GDツアー担当