「辛みに強い人&弱い人」の差は舌の細胞の数にある!?激辛メニューの攻略法も伝授
冷まして食べれば辛くない!辛みを消すには水より冷えた乳飲料
富永先生いわく、辛みセンサーは「温度」とも関係しているといいます。 (生理学研究所・富永真琴教授) 「辛みセンサーは43度以上の温度で活性化する。熱くて辛いキムチ鍋は、より辛いと感じる」 温度による辛さの感じ方の違いを検証するために、中山調査員と番組スタッフで再び「台湾ケンさん」へ向かいます。今度は、しっかり冷ましたスープで、中山調査員がギブアップした台湾メンの辛さ最上級「地獄」を特別に作ってもらいました。温度は、約42度です。 (中山調査員) 「麺、全然辛くない」 通常温度のレベル4「地獄」では、痛みを感じるほど激辛だったのに、42度では麺をすすることもできました。番組スタッフも、断念したレベル2「辛旨」を冷ました状態でリベンジすると、難なく完食。 最後に、辛みを感じたときに水を飲むより早く取り除ける方法を教えてもらいました。 (生理学研究所・富永真琴教授) 「冷たい牛乳を飲むと、より早く舌の中に入っていったカプサイシンを取り除くことができる」 理由は、辛み成分カプサイシンを含む唐辛子は油と一緒になっていることが多いため、油は同じ油である乳脂肪で落とすのが一番なんだそう。そのため、食後のアイスクリームや、カレーといただくヨーグルト飲料のラッシーも理にかなっているというわけです。 今回の報告は、「辛いものが平気・苦手は、その人が持つ「辛みセンサー」が影響し、辛さを感じにくくするには、冷まして食べるといい。辛さを感じたときは牛乳やアイスも有効です」という結果になりました。 CBCテレビ「チャント!」3月1日放送より
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