映画「ぼくのお日さま」 一関・千厩アイスアリーナ貸し切り撮影 13日から全国公開
奥山監督「協力に感謝」
一関市千厩町の千厩アイスアリーナで主要なシーンの撮影が行われた映画「ぼくのお日さま」が、13日から全国公開される。北国を舞台に、フィギュアスケートを通した少年少女とコーチの一冬の交流を描いた作品。俳優の越山敬達さん、中西希亜良さん、池松壮亮さんらが出演している。奥山大史監督(28)は「千厩でなければ撮り切れなかった」と現地の関係者に感謝し、鑑賞を呼び掛けている。 「ぼくのお日さま」は、地方で暮らす少年タクヤ(越山さん)がアイスホッケーでけがをしたのをきっかけに、フィギュアスケートに取り組む少女さくら(中西さん)と出会い、引き付けられていく。さくらのコーチ荒川(池松さん)は、元フィギュアスケート選手。タクヤの思いに気付き、タクヤが始めたフィギュアの練習に付き合うようになる―という粗筋。第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品されるなど、複数の国際映画祭に出品され注目を集めている。