『NTRJ』が話題

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、夫婦間とささいな誤解を斬新な切り口から描いた「NTRJ」をピックアップ。 【漫画】色気の増した美人妻が夫の留守中に励んでいたこととは？気になる展開に「18ページくらい足りない気がします」の声も 作者の潮里潤さんが8月22日にXで同作を投稿。そのツイートには8.5万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、潮里潤さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。 ■妻が寝取られたかと思いきや…監視カメラに映っていた驚きの光景とは これは、結婚して2年になる夫婦の話である。 仕事が軌道に乗り貯蓄も増え、そろそろ子供をと考えていた夫・和幸は、妻の夏美に対してある疑惑を抱いていた。 夏美は誰もが認める美人で、和幸から見ると、ここ最近は以前より色気が増した気がしていた。 それだけではない。予定より早く帰宅すると、「びっくりさせないで…」と慌てた様子で出迎える。さらに部屋から香る、今までとは違ったにおい。冷蔵庫に用意された、妻の好みとは違った食材たち…。それらは、不倫を疑うには十分過ぎるほどの材料だった。 これまで、夏美に苦しい思いをさせないようにと仕事に全力を注いできた和幸は、一方で夏美の相手を疎かにしていたことを後悔しつつ、リビングに隠した監視カメラの映像を確認した。例えどんな妻の姿が映っていようと、全てを受け入れることを覚悟しながら…。 しかし、そこに映っていたのは見知らぬ男ではなく、見知らぬ猫と戯れる夏美の姿だった。 夏美は結婚式から少し太ってしまった自分の体形を気にして、夫に相手してもらえることを期待しながら、日々「ねこダンベル」に励んでいたのだった。猫アレルギーを持つ和幸のことを気遣って、近所の猫を家に入れている痕跡を、彼女なりに必死に消していた。 そのあまりに健気な姿に心打たれた和幸は、寝室で眠る夏美のもとへ直行したのだった。 実際に作品を読んだ読者からは、「幸せな世界」「素晴らしい。NDBL(猫ダンベル)欲しい」「18ページくらい足りない気がします」といった声が上がっていた。 ■「日常のちょっとした潤いになれたら」作者が語る創作の背景 ――「NTRJ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。 この漫画は、一度SNSでバズってみたいという欲望をもとに描きました。 なのでXでバズっている作品や今人気のジャンルなど色々見てその傾向を参考にして 描いた作品です。 ――「NTRJ」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 多くないページ数ですがちゃんと伏線を張ってあるところ…ですかね。 読む人によっては最初の数ページでバレちゃうと思いますが(笑)。 ――「NTRJ」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 ねこダンベルです。響きが可愛いと思うので。 ――普段、漫画を描くうえでストーリーやキャラクター設定はどのような所から着想を得ることが多いでしょうか？。 アニメや漫画よりどちらかというとゲームや小説を読んで感化される事が多いです。 最初に思い浮かぶのは世界観や設定でそのあとストーリー、キャラクターの順で思いつく事が多いです。 あとは出来たキャラクターに脳内で会話をさせて何とか起承転結になるように整えていく感じです。 ――今後の展望や目標をお教えください。 現在、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』というアニメ化されたライトノベルのコミカライズを担当させていただいております。 とっても楽しいお話なのでぜひ原作共々読んでいただきたいです。 また、もうすぐ『世界を救った勇者にストーカーされる村娘の話』という趣味で描いていたマンガが商業化されるのでそちらも見かけたら読んでいただけると嬉しいです！ ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 いいね、や感想をいただいて本当に励みになっています。 多分読者様が考えているよりはるかに力になっています(笑)。 これからも少しでも楽しんでいただけたら、日常のちょっとした潤いになれたらと思って描いていきたいです。