「自分の子どもには会ってみたい」一生独身でもいい!? 山下智久に聞いた“結婚観”
「新しい仲間をつくることができました。ほんとにいい出会いがあってうれしいなと思っています」 【写真】『コード・ブルー』以来7年ぶりにフジテレビ系ドラマで主演の山下智久
SDM(特別災害対策本部)の研究官を演じている山下智久
雪崩、吹雪、強風、竜巻、雹、大雨、雷……誰にとっても人ごとではない気象災害。さまざまな災害のケースから人命を守るために救助に向かうSDM(特別災害対策本部)のメンバーを引っ張る気象研究所の研究官・晴原柑九朗を演じている山下智久。 プロフェッショナルたちが集まるSDMのメンバーには、気象班チーフの晴原の助手・雲田彩を演じる出口夏希や消防班のチーフ・園部優吾役の水上恒司、警察班チーフの沢渡満を演じる橋本じゅんなど、幅広い年齢の出演者がそろっている。 「僕自身、年齢関係なく、どなたに対してもリスペクトをもって接しているのですが、今作の出演者のみなさんも同じでした。そういう意味では、ドラマのテーマでもある“年齢や階級にとわれずにベストなチームをつくる”というところにリンクしているように思います」 主役としてチームを引っ張っていくうえで意識していることを聞くと、 「のびのびと演技ができる場所をつくることが僕の役割なのかなとは考えています。ただ、そのために意識して何をしているということもなくて。自然体でいるだけですね。ありがたいことに、撮影現場は和気あいあいとした雰囲気。でも、撮影が始まればピリッとする、メリハリのあるチームになっているように思います」 特に距離が縮まったというのが、年齢がひと回りほど違う水上。 「すごく慕ってくれて。プライベートでどこか行こうと話すこともあるくらい、かなり気が合うんですよ。年齢差も感じないし、とても不思議です」
いつか、報道番組のお天気お兄さんに!
SDMでの晴原はクールで毒舌なキャラクター。いっぽうで、誰からも愛される爽やかな笑顔で報道番組のお天気コーナーに出演する顔も持つ。根本にあるのは“気象学で災害から人を救いたい”という強い思い。それは、最愛の人・園部灯(本田翼)を失ったことも大きなきっかけとなっている。後半戦に突入したドラマでは、謎だった灯の死の真相が解き明かされていく。 「いろいろな要素が盛り込まれている作品です。ベースにあるのは“人を救う”ということ。そこに出演するキャラクターそれぞれが自分の過去に向き合っていく姿があり、災害の多い日本で暮らすうえで必要な知識を得ることもできる。例えば、台風。直撃するところばかり注目してしまいますが、その周辺も被害を受ける。ドラマが、防災に対する意識を高めるきっかけになったらいいなと思います。それと、自然の脅威だけではなく、素晴らしさも同時に伝えられたらとも考えています」 今作に出演したことで空を見る機会が増えたと語る山下。実際に報道番組などのお天気コーナーに出演したら大きな反響があるはずと伝えると、 「面白いですね! そういう企画。可能性は無限大にあると思うので。もしかしたら……」 笑顔を見せてくれた。昨年は、『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を果たし、日韓共同製作の映画『SEE HEAR LOVE~見えなくても聞こえなくても愛してる~』にも出演。さらに、ソロアーティストとして夏に開催したアリーナ・ツアーの映像『TOMOHISA YAMASHITA ARENA TOUR 2023-Sweet Vision-』が、先日のオリコン週間ランキングで自身初の映像3部門(『週間DVDランキング』『週間BDランキング』『週間ミュージックDVD・BDランキング』)で同時1位を獲得。年齢を重ねるごとに活躍の場を広げている。 「なりたい方向や、やりたいことが何かを常に意識するようにしています。“今日、青い車何台見た?”と突然聞かれても答えられないじゃないですか。でも、青い車を意識して見るようにしていたら“何台”と答えることができる。チャンスも意識していたらつかみやすくなると思うんです。だから、自分に向き合うというか、素直になることが大切だと感じています」