浦和・スコルジャ監督

　浦和のマチェイ・スコルジャ監督が21日、柏戦（23日、埼玉）に向けてのオンライン会見に臨んだ。 　戦う意志を示した。「私が選手、クラブに所属している全員に期待していることはしっかりと戦闘モードになること。戦うことのみ」。勝ち点39で並ぶ17位の柏との残留争いへ「次は我々と同じような状況にいるチームとの対戦になる。そこで選手たちが意欲的に走って戦って勝利を目指して、この状況を変えたいという気持ちが見られる試合にしたい」と力を込めた。 　19日の東京V戦ではMF渡辺凌磨の先制弾で、チームは9月のG大阪戦以来4試合ぶりの得点となった。しかし、後半に2点を奪われ逆転を許し、19年以来5年ぶりのリーグ戦4連敗。16位に転落した。 　選手のコンディションについては「ケガをしている選手は今は、安部裕葵一人のみ。（小泉）佳穂も本日は練習している。安部以外は良い状態だと思う」と話した。大一番を迎えるが、選手へのアプローチとしては「このゲームの重要性は言わなくてもみんな分かっている。私が今、行っていることは環境を整えて選手たちが自分たちの最も良い姿を発揮できるようにすること。そして今、行っていることはシンプルな指示を与えること。全員でシンプルなところを理解した上で彼らの力を発揮してもらいたいと思う」と話した。 　4月の適地・柏戦では0―1で敗戦。井原正巳監督が率いるチームについて「柏の4―4―2は細かいところまでしっかりトレーニングされたスタイルだと思う。そして柏の4―2―2は攻撃的なサイドバックを生かし、マテウス・サヴィオなどハーフスペースで、その能力を生かす選手の力を発揮させる非常に興味深いものだと思っている」と語った。