世界最高峰の自動車レース、F1のレーサーとメカニックを夢見る中学生の兄弟が富山にいます。弟はジュニア世代で国内トップのレーサー、兄はカートを整備する凄腕のメカニックです。今月23日、まずは弟がカート界のオリンピックともいわれるレースに挑みます。 【写真を見る】トップスピード120キロのカートが疾走!世界最高峰の “F1レーサーとメカニック” めざして兄と弟のスーパー中学生が挑む 時速125キロ…ドライバーの体感速度はその2倍です。 高速マシンを巧みに操るのは、富山市の中学1年生、澤田龍征（さわだ・りゅうせい）くん（12）です。 今月スペインで開催される「カート界のオリンピック」と称される「FIAモータースポーツ・ゲームス」に日本代表として出場します。 FIAモータースポーツ・ゲームスに出場する 中学1年　澤田龍征くん 「強い人とバトルできるからワクワク、ドキドキみたいな感じですね。日本代表として頑張ってきたいです」 龍征くんの取材を始めたのは2023年3月。 Q、将来の夢は? FIAモータースポーツ・ゲームスに出場する 中学1年　澤田龍征くん 「F1レーサーです」 小学1年の頃からレーシングカートにのめり込み、コーナーを果敢に攻める負けん気を武器にメキメキ成長…。 ■「これ全部優勝、優勝。絶対1番とる…」 「ジュニアクラス」の全国大会で4冠を達成するなど同世代のトップレーサーにのぼりつめました。 Q、日本一に輝いた気分は? 澤田龍征くん「超うれしいです」 カート練習は富山県内に十分な環境がないため、週末に家族総出で全国各地のサーキットに足を運んで腕を磨いてきました。 その龍征くんのカートを整備するのが、一つ上の兄、賢征くんです。 こちらは、エンジンの動力をタイヤに伝える重要な部品。100種類もある中から、その日のコンディションにあわせて選びます。 レーシングカートのメカニック（兄）賢征くん「速くさせたい、マシンを。弟を優勝させたいっていう…」 これまで2人で、100個以上の栄冠を掴んできました。 中学1年の弟　澤田龍征くん「これ全部優勝、優勝。絶対1番とる」