昨年全体ドラ1超有望株スキーンズ6回0安打11K…誕生日207日違い佐々木朗希の9時間後に…米メディアが比較も
◆米大リーグ カブス―パイレーツ(17日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) パイレーツのスーパールーキー、P・スキーンズがカブス戦に先発し、5回途中まで完全投球。その後四球で走者を許したが、安打は許さず、6回まで打者19人無安打11奪三振の圧巻のマウンドを披露した。 スキーンズはこの日がメジャー2度目の登板。前回登板は本拠で同じカブスが相手で、4回6安打3失点1本塁打7奪三振とメジャーの洗礼を受けたが、この日は本領を発揮した。最初の打者から7連続奪三振。100マイル(約160・9キロ)を超える直球を連発した。6回、ちょうど100球で降板したが、最後の球も100マイルを記録。メジャー初勝利を挙げた。 「どんな状況であろうと、投げるのは簡単なことじゃない。しかし、直球のコントロールがまとまっていれば、簡単になる。それが今日の大きなポイントだった」とスキーンズは話した。クイーンのフレディー・マーキュリーのような口ひげが特徴的だが昨年ドラフトの全体1位はまだ21歳。アマチュア時代は空軍士官学校で投手、捕手、打者として“三刀流”で活躍。名門ルイジアナ州立大ではカレッジワールドシリーズ優勝の立役者となった。契約金920万ドル(約14億円)のドラフト史上最高額でパイレーツ入りした。 米国で話題になっているのが佐々木朗希(ロッテ)との比較だ。スキーンズは02年5月29日生まれに対し、朗希は01年11月3日と、9月に学期がはじまる米国なら同学年。朗希も17日に日本ハム相手に8回3安打1失点1四球12奪三振で、最高162キロをマークした。ロッテ―日本ハム戦の9時間20分後に始まった試合で、誕生日207日違いのスキーンズも快投で続いた。数年後にメジャーで投げ合う姿を期待する声も上がっている。 デビュー2登板は記録ずくめ。最初の打者から7連続奪三振は球団初。全体1位の投手が翌年に6回以上を投げ10奪三振以上だったのも史上初。パイレーツ先発投手が、リグレーフィールドで11三振は、を奪ったのは通算1017試合目で初だったという
報知新聞社