トム・ハンクス主演『HERE 時を越えて』公開決定 ロバート・ゼメキス監督など『フォレスト・ガンプ』のメンバーが再集結
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフとキャストが再集結した映画『HERE 時を越えて』が、2025年4月4日(金) より公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルと予告映像が公開された。 【動画】『HERE 時を越えて』予告篇 原作は20カ国以上で翻訳され300ページにもおよぶ、リチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル『HERE』。本作では、地球上を定点観測し、そこで生きるものたちのドラマを紀元前から現代までを往き来する壮大な時間旅行として描く。 いくつか描かれる家族のうち、物語の中心となるのはリチャードとマーガレットの夫婦。演じるのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でも夫婦役だったトム・ハンクスとロビン・ライト。そして、同じく『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督がメガホンを取った。さらに、撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフにも『フォレスト・ガンプ/一期一会』チームが集結した。 ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思った」と語った。 ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。『フォレスト・ガンプ』でもそう思ったけれど、今回ロバートと一緒にやるのは4度目で、トムとロバートは6度目か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」とふたりに絶大な信頼を寄せた。 予告編は、リチャード(トム・ハンクス)が後に妻となるマーガレット(ロビン・ライト)を家で父親に紹介するシーンから幕を開ける。まだ10代のふたりの出会いは運命的でありながら、やがてその結婚生活にもすれ違いが見えてしまい……。しかし、この物語の真髄は、彼らが暮らす家、そのものに隠されている。 映像では、太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の時代を超えた様々なドラマが次々とスクリーンに映し出される。その家が記憶するのは、愛を育む瞬間や喜び、希望、喪失、そして愛という普遍的な感情。クライマックスは70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら、「ここが僕らの家だった」と語りかけるシーン。ふたりが歩んできた人生にも数え切れない喜びや涙が刻まれているのだと感じる感動的な予告となっている。 ハンクスとライトは、10代から70代までをひとりで演じきるという難題に挑んだ。そのためにゼメキス監督は演技をしているその場で、モニター上で様々な年代の顔に入れ替わる最新VFXの技術を起用。ふたりは現場で10代から70代の自分の顔が映された映像を見ながらシーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整するという、キャリア初の演技に挑戦している。本予告では10代に若返ったふたりが、これからの人生を共に歩もうとする初々しい恋人を演じるシーンも確認できる。 さらに公開されたポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた日本オリジナル。本作の主役でもある家の窓をモチーフにしたデザインが特徴で、家族の幸せな瞬間を切り取った温かなぬくもりを感じさせるポスタービジュアルとなっている。 <作品情報> 『HERE 時を越えて』 2025年4月4日(金) 公開