母を亡くした主人公が不気味なアニメの制作に没頭。自作の人形が動き出し、フィクションが現実が入り混じる恐怖を描く。人形がマジで不気味

映像配給会社のIFC Filmsは1月25日、「ストップモーションアニメ」をモチーフにしたホラー映画『Stopmotion』の予告映像を公開した。 本作は2月23日に海外向けに公開される予定だ。 『Stopmotion』は前述のとおり「ストップモーションアニメ」をモチーフにしたホラー映画だ。監督をロバート・モーガン氏が、主演をアイスリング・フランシオシ氏が務める。 物語の主人公は横暴な母を亡くし、突如として天涯孤独となったストップモーションアニメーターのエラ・ブレイクで、彼女は「自分の中の悪魔」をコントロールしようと奮闘しており、ストップモーションアニメとして不気味な人形劇の制作をはじめる。 しかし、制作をとおして彼女の精神が不調をきたすと、ストップモーションアニメの人形たちは生命を獲得し、自ら動き出してしまう……というあらすじだ。 トレーラーには不気味な人形たちのビジュアルは勿論のこと、劇中劇であるストップモーションアニメと現実の描写が入り混じっていく様が伺える。 公開された映像はすでに11万回再生されており、国内のホラー映画ファンを中心に密かに注目を集めているようだ。 「ストップモーションアニメ」という技法そのものは昨今において主流ではないが、ホラー映画においては『ミッドサマー』の監督であるアリ・アスター氏が絶賛した『オオカミの家』なども大きな注目を集めている。 本作『Stopmotion』も改めて「ストップモーションアニメ」が可能にする質感や歪な映像美の魅力を描いた作品として期待できるだろう。 本作の国内向け放送の予定は明かされていないが、同作が公開され、高い評価を獲得すれば国内でも上映される可能性はあるはずだ。 興味がある読者は『Stopmotion』の動向を引き続き注視しよう。