“袴田事件”の再審判決迫る…釈放から10年 「弟・巖に真の自由をお与えください」 姉と弟の歩み
2023年10月には、ついにやり直しの裁判が始まり、出廷を事実上免除された袴田さんに代わってひで子さんは補佐人としてこれまで15回の審理すべてに参加しています。 袴田ひで子さん(2024年): 9月26日になったら巖に説明しようと思っています、いろいろと。巌は妄想の世界にいるのでわかるか、わからないかどうかわかりませんがこういう風だよと説明したいと思っています。ともかく一安心でございます
釈放から10年「真の自由を!」
釈放から2024年でちょうど10年。 ただ、ひで子さんの言葉の通り袴田さんの精神状態は今も不安定なままです。 袴田ひで子さん: 刑務所では1日何枚使っていいって、ティッシュでもね、決まっているんだって。だから鼻かんだのを大事にとっていて、乾いた頃また使うってことをしてる。それを今でもやってる。48年の長年のしきたりというか、癖で
とはいえ、無罪という二文字を聞くまではこの闘いに終止符を打つことはできません。 ひで子さんは再審が始まった際、法廷で裁判官に訴えるように言いました。 「弟・巖に真の自由をお与えください」と。
テレビ静岡