富山グラウジーズ、Bプレミアに参入 バスケ新リーグ、26年開幕
●高堂社長「恥じないチームに」 バスケットボールのBリーグは17日、2026年にスタートする新トップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の参入クラブ第1弾を発表し、現2部(B2)の富山グラウジーズを含む22クラブの参戦が決まった。12月の第2弾の発表で全クラブが出そろう。 ●入場、売上高クリア 米プロNBAに次ぐ「世界第2位のリーグ」を目指すBプレミアは、「5千人以上収容でVIP席などを備えたアリーナ」を確保し、平均入場者数と売上高の基準をクリアすることが参入条件となる。 富山は23/24シーズンの平均入場者数が4180人、売上高が9億3千万円だった。ホームアリーナの富山市総合体育館は来年4月に改修が始まり、26年10月に開業予定となっている。 3次審査(4千人、9億円)の基準を満たしてライセンスが交付され、富山の高堂孝一社長は「富山をもっと盛り上げることを重責とし、Bプレミアに恥じないチームとして成長していきたい」と話した。 Bプレミア入りが決まったのは、現1部(B1)で宇都宮、千葉J、A東京、川崎、琉球、北海道、仙台、群馬、SR渋谷、横浜BC、三遠、三河、名古屋D、滋賀、島根、広島、佐賀、長崎。現B2は富山のほか、A千葉、信州、神戸も入った。 Bプレミアは競技成績による昇降格を廃止し、経営面の基準を満たしたクラブが順次参入できる「エクスパンション(拡張)型」のリーグに転換する。新人選手獲得時のドラフトや、選手の年俸総額の上限を定めるサラリーキャップで戦力均衡を図り、拮抗(きっこう)した試合を増やしてリーグの魅力を高める。 12月の審査はアリーナの新設・改修で9月末までに施工業者との契約が間に合わなかったクラブが対象。12月の理事会前に落札者が決まっていれば、参入が認められる。