<なにわ鳥目線>大阪船場付近から梅田方面を望む 目立つ高層ビルの数々
今回は大阪市中央区の大阪市営地下鉄本町駅近く、本町通付近上空から大阪市北区方面を撮った写真。向かって左端、てっぺんにアンテナのようなものが見える特徴的な超高層ビルは関西電力本店などが入っている「関電ビルディング」(同北区)。 【拡大写真付き】御堂筋より古い歴史 大阪ガス「ガスビル」壁面タイル使用枚数は265万枚
特徴的なビルが多い、北区梅田周辺
その右側には、有名アーティストのコンサートなどで使用されている「フェスティバルホール」が入る中之島フェスティバルタワーと、ビル高層階にホテルが入る中之島フェスティバルタワー・ウエスト(いずれも大阪市北区)が目に入る。その後方には「空中庭園展望台」で知られる梅田スカイビルも見えている。 そのほかにも、円柱が特徴的な大阪マルビルや阪急梅田本店が入る梅田阪急ビル、白い建物が特徴的なブリーゼタワーも確認できる。
御堂筋、増える高層マンション、変わらないガスビル
写真中央左下には高層ビル建設のクレーンが見えるが、その左側の上下に伸びた道は大阪のメインストリート「御堂筋」。最近では、高層マンションの建設が多く進められており、こうした工事現場を目の当たりにする機会も多くなった印象を受ける。 その御堂筋沿い、屋上に赤白のアンテナが特徴的な、大阪ガス本社のビル、通称「ガスビル」も見える。先日、別の取材で1952年ごろに撮ったという同ビル8階の「ガスビル食堂」の窓から、大阪城天守閣が十分に見えるという写真を見せてもらったが、それは周囲に超高層ビルが建ち並ぶ現在からは想像もつかない光景だ。 写真右側の中央から下は大阪市中央区の北浜。右上の方には、大阪市北区西天満付近も確認できる。こうしてみると、やはり御堂筋と堺筋沿いは、マンションなどの超高層ビルが多く建ち並んでいるのがわかる。 大阪市公式サイトの「御堂筋の歴史」によると、1995年に沿道建物高さ制限が緩和されており、それ以前の光景とはかなり変わっている様子が伺える。筆者は御堂筋を通るたびに「その当時になにげない写真の1枚でも記録に残しておけばよかった」と、いつも悔やんでしまう。