石破氏、領空侵犯「危害射撃」を 対中国巡り、高市氏も法改正言及
自民党総裁選の候補者は22日のフジテレビ番組で、軍事力を急速に強化する中国への対応を巡り議論した。石破茂元幹事長(67)は、中国の軍用機が日本の領空を侵犯した場合、武器使用により相手の抵抗を抑える「危害射撃」が可能となるよう法改正を検討すべきだとの認識を示した。高市早苗経済安全保障担当相(63)も法改正の必要性に言及した。 中国の海洋進出に対し、小泉進次郎元環境相(43)は米国などと連携した警戒監視活動の強化が不可欠だと訴えた。小林鷹之前経済安保相(49)は日本の海洋保安能力向上につながる投資を行うべきだとした。加藤勝信元官房長官(68)は法の支配に基づく海洋秩序維持が重要だと強調した。 上川陽子外相(71)は中国広東省深センで日本人男児が刺殺された事件を受け、邦人の安全確保に万全を期すよう求めていくと説明した。茂木敏充幹事長(68)は在外邦人の安全確保には予算の積み増しが欠かせないとの考えを示した。河野太郎デジタル相(61)は欧米と連携して中国に説明責任を果たさせるべきだと語った。