【密着】ラグビー姫野和樹「ハングリー精神を忘れたくない」捨てられないスパイクと少年時代支えた駄菓子屋の存在
■遊びに勝ったらお小遣い―少年時代を支えた駄菓子屋の篠村さん
店内には姫野選手の旗や、中学時代に書いた寄せ書きが。店長の篠村智子さんは、ずっと姫野選手を応援してきました。
姫野「今日の日付のパンがあったらおばちゃんがくれるんですよ。みんなで『今日の日付探せ』とか言って、『今日の日付ある!』『おばちゃん今日の日付だよ』と言ったら、『5時までに売れなかったら食べていいよ』と言ってくれて。5時まで待ってみんなで食べる」 食べ盛りの姫野選手を支えた篠村さん。姫野選手は「ベーゴマでおばちゃんに勝ったら10円、技見せられたら20円、けん玉の技ができたら10円」と、遊びに勝つとお小遣いをもらえたことも教えてくれました。 当時から取り組んでいたけん玉は相当な腕前。
篠村さん「これでお菓子がかかってるから」姫野「僕らの生活がかかってましたから笑」 姫野選手は、少年時代を支えてくれた篠村さんのもとへ、地元に寄ったら必ず来て、1年に1回 サインを更新しているといいます。 篠村さんも「W杯は必ず姫野くんを応援しています」とエールを送りました。
『人として、常に誰に対してもやさしく』 『夢、ラグビーを国技する。W杯で優勝する』 姫野選手は「W杯優勝したい夢もあるので、世界に認めてもらえるようなプレーを見せるだけだなと思います」と意気込みを語りました。