熊谷俊人・千葉知事、自著「千葉と守る」を20日に出版 再選出馬への布石か
千葉県の熊谷俊人知事が千葉の魅力や発展可能性を記した『千葉と守る』(ワニブックス)を20日に出版する。本県にゆかりのあるキッコーマンや成田国際空港会社(NAA)などのトップのほか、自民党の小泉進次郎元環境相との対談を通じ、知事1期目の千葉に寄せる思いを伝える内容になっている。 熊谷氏は14日の記者会見で、将来の成田空港の機能強化などを念頭に「多くの人に知ってもらい、後押ししたい」と出版の狙いを語った。「以前から交流があった」という小泉元環境相との対談では「令和元年の房総半島台風を機に(被害を受けた建物の)公費解体制度が見直された。使い勝手が劇的に変わったと伝えたかった」と説明した。 熊谷氏の自著は千葉市長時代を含め、5冊目。14日夜には千葉市内で出版記念パーティーを開く。 来年3月に知事選が迫るタイミングでの出版に、現状では態度を表明していないものの、再選出馬への布石ではないかとの見方がある。(岡田浩明)