B1仙台89ERSは3戦ぶり勝利 「年間来場者12万人」に王手
◇プロバスケットボールB1リーグ・第34節 仙台89ERS83―74北海道 仙台89ERSはホームで北海道に83―74で勝利し、3戦ぶりの白星となった。前半は相手のプレッシャーに苦戦したが、諦めずにリングに向かい続けた。第2クオーター(Q)残り5分27秒、PG青木保憲が決めたシュートが流れを引き寄せた。「ビッグマンがいいスクリーンを掛けてくれたので、アタックするしかないと思った」と次々と仕掛けると、第3Qは28得点を奪って一気に逆転。青木はフィールドゴール成功率54・5%の15得点とキャリアハイを更新し、藤田弘輝ヘッドコーチも「シンプルにアタックし続ける姿勢を体現してくれた」と評価した。 この日も4105人が訪れた。27試合連続で満員御礼となり、2026年に開幕する「Bプレミア」参入条件の1つである「年間来場者12万人」まであと1944人と“王手”をかけた。現在ホームでは12勝15敗で、勝率5割には本拠地での残り3戦全勝が必須条件。青木は「しっかりと勝利を届けて、新しい歴史を皆さんと分かち合いたい」と歓喜の瞬間を思い描いた。(秋元 萌佳)
報知新聞社