巡回時の赤色灯、ホタルのように点滅 富山県警が新型パトカー導入、聴覚障害者に配慮
富山県警は21日、緊急走行中と通常のパトロール中で赤色灯の発光パターンを変える新型の小型パトカー1台を導入した。通常時は、ホタルの発光のようにぼんやり点滅する。従来はサイレン音の有無で区別していたが、聴覚障害者らの要望を受けた警察庁から配備された。今後、順次切り替える。 従来の車両は緊急走行中かどうかにかかわらず、0・5秒周期でライトが回転しながら光る1種類だけだった。一方、新型は通常時のみ、2秒周期で内側と外側のライトが交互にぼんやり光り、見た目で緊急走行中かどうかを判別できる。 1台は富山中央署に配備し、本年度内に交通事故処理車1台を高岡署に導入する。来年度以降、切り替えを進める。県警警務課の横井貴暢次席は「誰でも安心安全に暮らせる社会につなげたい」と話している。