「奥様」「長男」はNG?時代に沿った言葉遣いとは?弁護士「性自認は外見とは違うこともある」
「旦那様」「奥様」「長男」「長女」といった言葉は、少し前まではよく使われる表現だったが、気をつけなければいけない時代になってきた。 【映像】言い換えたほうが無難な10の言葉(リストで紹介) 「奥様」という呼称は「家庭の中に押し込められている感じがする」と不快に思う人もいるだけでなく、女性を前提にしているため注意が必要だ。 AZ MORE国際法律事務所 大阪事務所 所長の中川みち子弁護士は「『奥様』はそもそも相手を女性と決めている。身体的特徴が女性であっても、戸籍上は男性であるという場合もある」と語った。また、「性自認は外見とは違うこともあるので、生物学的に女性でかつ性自認が女性であっても、家庭内での役割が『奥様』ではない可能性もあり、奥様と呼ばれることに抵抗感を持つ方もいる」と説明した。 「性区別をすることになり、『奥に控えている』『あまり表に出てこない』というニュアンスもあるので、避けた方がいい言葉だと思う」(中川氏) そうした性区別などの理由から「旦那様」や、「イケメン」「男らしい」といった表現も気をつけなければならない。さらに「長男」「長女」は「第一子」と呼ぶ方が無難だという。 また、ペットは家族と考える人が多いので「家族」と呼び、「犬」ではなく「ワンちゃん」、「猫」ではなく「ネコちゃん」、その際「メス」「オス」ではなく「女の子」「男の子」、「エサ」は「食事」と言い換えるのが無難だという。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部