＜ソ・楽＞勝利しファンへあいさつする小久保監督（右）（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク11―5楽天（2024年9月22日　みずほペイペイＤ） 【写真】＜ソ・楽＞勝利し小久保監督（左）を迎える孫オーナー 　ソフトバンクが17安打11得点の猛攻で3連勝。4年ぶりのリーグ優勝マジックを「1」に減らした。 　初回に周東の足を絡めて先制すると、2回には甲斐の適時打、育成出身の川村のプロ初本塁打となる2ランなどで加点した。3点差に詰められた5回は中村晃の中前適時打などで2点を追加。7回には甲斐の左前適時打で2桁10点目を挙げた。 　ナイターで行われる日本ハム―オリックスで2位・日本ハムが引き分け以下ならソフトバンクの4年ぶりリーグ優勝が決定する。 　試合後にインタビューに応じた小久保裕紀監督（52）は、13日のオリックス戦以来となる1番に復帰した周東が3安打したことに「9月がええらしいんで…毎月打てって感じですね」と苦笑。 　プロ初本塁打の川村については「打撃コーチからの推薦で、非常に状態が良くなってるからと。今日のフリー打撃本当に良かったんですけれど。あの打席はみんなホームラン狙えって言ってたんで、甘いボールを1球で仕留めて。もともと長打力ある打者なんですが、コンパクト打法で小さくなってるところがあった。あれくらいの長打を打てる選手だと思っている」とうなずいた。 　大阪への移動もあり、日本ハムの結果待ちの心境を聞かれると「もう、ちょっと時間がないので。早く（インタビューを）終わりたいです」と語り、足早に引き揚げた。 　優勝決定は移動中か、大阪か、それとも明日以降か――。ソフトバンクの長い一日はまだまだ終わらない。