パリ五輪、台湾から選手60人が出場 競技別では射撃が8人で最多
(台北中央社)教育部(教育省)体育署は4日、パリ五輪の台湾選手団の名簿を公表した。16競技に計60人の選手が出場する。このうち23人は五輪初参加となる。競技別では射撃が8人で最多。選手団は17日から順次出発予定。 代表団の人数は総勢212人。コーチは39人で、選手の活躍を支援する理学療法士や心理カウンセラー、栄養士などスポーツ科学分野のスタッフは前回東京大会の25人から今大会は58人に大幅に増やした。 中央社の取材に応じた鄭世忠(ていせいちゅう)体育署長によれば、選手には往路、復路ともにビジネスクラスを手配する。選手村には環境への配慮を理由にエアコンが設置されていないことから、携帯式のエアコン50台をすでに借りた。鄭氏は「必ずや選手に最高のサポートを提供し、選手がベストなコンディションで試合に出られるようにする」と強調した。 26日の開会式には選手33人と代表団のメンバー6人が出席予定。体育署は、旗手についてはまだ確定していないとしつつ、男女各1人とする方針を示した。 主な出場選手は五輪2連覇を目指す重量挙げ女子59キロ級の郭婞淳、柔道男子60キロ級の楊勇緯、東京五輪銀メダリストのバドミントン女子シングルスの戴資穎ら。 (黎建忠/編集:名切千絵)