谷原章介「アタック25」の司会就任 ── 「アタックらしさ」を大事に
ABC朝日放送(大阪市福島区)制作の視聴者参加型クイズ番組「アタック25」の司会者に4月から俳優の谷原章介(42)が就任することが12日までに分かった。同番組は7月に放送2000回を迎える予定で、谷原は「アタックらしさを大事にし、視聴者の皆さんと楽しい番組を作っていきたい」などとコメントを寄せている。
放送開始は1975年4月6日、最高視聴率24.2%(関西)
同局によると、同番組の放送開始は1975年4月6日。赤・緑・白・青という4色の席に分かれた解答者が、出題されたクイズに早押しで解答権を争う、クイズにオセロゲームの一発大逆転のスリルを加えた陣取りゲームを展開する。 これまでの最高視聴率は関西で24.2%(1979年1月14日)、関東で21.5%(1980年1月27日)を記録しているという。 司会は番組開始当初から2011年4月10日まで俳優の児玉清さんが務めていた。児玉さんが病気のため同局の浦川泰幸アナウンサーが代理をつとめ、後に2代目司会者に就任。3月29日放送分まで務めるという。
谷原「児玉さん、浦川さんが築いたアタックらしさ大事に」
「さわやかで知的、家庭的でハンサムな谷原さんを司会にお迎えすることができて光栄です」と話すのは、同番組の尾島憲プロデューサー。「谷原さん登場にあわせて、セット、ロゴ、出場者の紹介の仕方、クイズ問題の出し方、カメラワークにいたるまで、基本的なルールとテーマ音楽以外は一から見直し、リフレッシュするべく現在検討を進めています。今年は番組開始から40周年にあたるため『新生・アタック25』としてスタートしたい」と意気込みを語る。 3代目となる司会者を引き受ける谷原は「幼いころから見ていた番組のお仕事をいただき、光栄に思うと同時にこれまでの長い歴史を思うと責任の重さを感じます。僕が司会業に本格的に踏み込む際に、アドバイスをいただいた児玉清さんが司会をされていたアタック25、とても縁を感じます。児玉さん、浦川さんが築いてこられたアタックらしさを大事にし、視聴者の皆さんと楽しい番組を作っていきたいと思います」とコメントを寄せている。