香取慎吾、主演に続き主題歌も担当 来年1月期のフジ系ドラマ「日本一の最低男―」…3人組バンド「Chevon」とコラボ
来年1月期にフジテレビ系木曜劇場として放送される香取慎吾主演ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(木曜・午後10時)の主題歌を香取自らが担当することが12日分かった。 同ドラマは区議会議員選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟とその子どもたちと暮らすことになった主人公・大森一平(香取)が、次第に家族の問題と真剣に向き合うようになり、やがて本気で社会を変えようと立ち上がる―という完全オリジナル作品。 今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込みながら「日本一の最低男」が家族を、社会を、そして日本を変えるために奮闘する姿を、笑いあり、涙ありで描く“選挙&ニセモノ家族ドラマ”だ。 香取がフジテレビ系連続ドラマで主演を務めるのはおよそ11年ぶり。演技力に定評のある香取が“家族嫌いで子ども嫌いの最低男”を演じることでも、多くの注目を集めている本作だが、13日にトイズファクトリーから配信リリースされる香取の新曲「Circus Funk(feat. Chevon)」が同ドラマの主題歌に決定。主演作の主題歌を香取自らが担当することになった。 今回、番組主題歌に決定した「Circus Funk(feat. Chevon)」は、そのタイトルが示す通り注目のバンド・Chevon(シェボン)と香取とのコラボレーションによって生まれた楽曲。Chevonは谷絹茉優(Vo.)、Ktjm(Gt.)、オオノタツヤ(Ba.)からなる平均年齢23歳の3人組バンド。2021年6月から北海道・札幌を拠点に活動を続けてきており、その文学性漂う詞の世界と歯切れの良いサウンドが高い評価を集め、目下、人気急上昇中だ。 香取たっての希望でコラボが実現し、順調に完成に至ったという今回の楽曲は極彩色を思わせるファンキーで骨太なバンドサウンドはもちろん、<君の日々の営みに起きた狂気/壊せ、今がその時/とっぱらって笑わせてあげまshow><そんなアナタのことを/なあ、今夜くらい、今夜くらいさ/腹の底から笑かすぜ “CIRCUS FUNK”>といった詩的でありながら直截(ちょくせつ)的な歌詞が聴く者を挑発し奮い立たせるスリリングな1曲。 香取自身も「このドラマの世界観にぴったりな曲」と語っている通り、本楽曲で描き出される独特な世界は「見栄やプライドを捨てきれない強い自分と、優しさや生きづらさを抱える弱い自分との間を行き来しながら、人生のやり直しを懸けて、世の中を変えようと奮闘する“日本一の最低男”」という、本作で香取が演じる主人公・一平の心の内をも彷彿(ほうふつ)とさせる。 なお本楽曲は、約2年7か月ぶりとなる香取の3rdアルバム「Circus Funk」(11月27日配信リリース)のタイトルチューンでもある。久々にフジテレビの連ドラに帰ってきた“俳優・香取慎吾”にとっても、そして“アーティスト・香取慎吾”にとっても、まさに記念碑的作品となる。 ◆香取慎吾に聞く ―Chevonとコラボレーションすることになったきっかけは? 「Chevonは、以前からとても気になっていたバンドでした。今年の春、ファンミーティングで札幌に行ったときに(24年4月、北海道立総合体育センターにて開催された『NAKAMA to MEETING Vol.3』)、“Chevonって確か、札幌に住んでるんだよな”って、急に思い出して。それで、現地のイベンターの方に“Chevonっていうバンド、知ってますか?”って聞いてみたんです。“今から会いたいんだけど、無理ですかね?”って。そしたら、“知ってるよ”と言って、すぐに連絡してくれて、そのファンミーティングの会場に、3人そろって来てくれたんですよ。まぁ、実際に話してみると、3人とも“つい何時間か前まで寝てたんですよ~”なんて言って、全く感動的な出会いではなかったんですけど(笑)。でも、そんな雰囲気の中で、僕の方から“一緒に曲を作りたいんだ!”と相談を持ち掛けて、夢のコラボを実現させました(笑)」 ―「Circus Funk(feat. Chevon)」の聴きどころは? 「『日本一の最低男』という、このドラマの世界観にぴったりな曲だと思います。疾走感のある、ゾクゾクするようなイントロを聴くだけで、ドラマの中でこの曲が一体どんなシーンで流れてくるのか、いろいろと想像がふくらむんですよね。僕が演じる一平は、結局ただの“最低男”なのか、それとも、社会を変えるようなすごい男になっていくのか…。そういうスリリングな感じも、曲とリンクしているような気がします。この『Circus Funk』も、そして来年の1月から始まる『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』も、どちらもぜひ楽しみにしていてください!」
報知新聞社