記者がゴルフフェアに潜入取材 26gシャフトに天井トラックマン!?
神奈川県のパシフィコ横浜で開催中の「ジャパンゴルフフェア(JGF)」(3月8日~10日)に、入社2年目の筆者が9日、潜入取材。未発表のギアや、気になるアイテムを現地で調査してみた。 【画像】 菅沼菜々の決めポーズはもちろんこれ!
「ゼロスピーダー」お前はいったいどこまで軽くなるんだ…
思わず足を止めたのは藤倉コンポジットのブース。「FUJIKURA」のロゴが入った法被を着飾った女性が、見慣れないシャフトを手にしているではないか。 7日に情報解禁されたばかりの「DIAMOND SPPEDER(ダイヤモンド スピーダー)」だ。「最先端カーボン繊維『M40X』に加え、高強度で弾道率の高い繊維『M46X』をダブルで積層しています。前作を超えるインパクトの強さでボール初速アップを…」 とうとうと説明を受けたが難しくてなかなか頭に入ってこない。ただ、「繊維が凄いんだろうな」というのは伝わった。同社史上最少トルクを実現したというが、そもそもトルクって何だっけ?あとで調べないと…。
ブース奥に行くと、何やら秤(はかり)があってシャフトが載っていた。デジタル数値は26.1gの表示。横にあった消しゴムの26.7gより軽い。それだけ軽いシャフトということか。 シャフトには「NEW ZERO SPEEDER(ゼロスピーダー) CONCEPT」の文字が入っており、同社人気の軽量シャフトの試作品のようだ。塗料の軽量化で前作より3g軽くなり、同社史上最軽量のシャフトに仕上がったという。 このシャフトは新製品のリリース記事を片っ端から書いている私も知らなかった情報。やっぱり現場に来ると、こういう未発表ネタが得られるのだなと、ちょっぴりうれしくなった。
需要が拡大中? 距離測定器が雨後のタケノコ状態
会場内を散策していると、距離測定器メーカーのブースが多いことに気づく。いわゆるレーザー式もあり、GPS式もあり、その特徴もメーカーによって様々。ゴルファーの測定器需要が確実に増えているのだろうと推測できる。 気になったが日本の大手精密機器メーカーである「Canon(キヤノン)株式会社」の距離測定器。キヤノンが測定器を参考出展するとは初耳。その「Power Shot GOLF」と名の入った測定器を試しに使ってみると、ただのレーザー距離計ではなく、カメラに近い性能も備えていることに気づく。 測っている画像を撮影でき、メモリーに保存することもできる。またズーム機能もあり、細かな部分までレーザーを当てられるというのだ。さすがカメラのキヤノンと思わせる一品だ。