フラワーカンパニーズ × スキマスイッチ 特別対談! 短期集中連載 その③ フラカン、スキマ、ライブバンドとしての2018年以降の話
――で、話は今年になるんですけど、スキマスイッチが地元の愛知県で7月に「スキマフェス」を開催しました。 グレート ラインナップ見た瞬間に、俺たちの入る隙間はないなって思いましたよ(笑)。 大橋 いやいや(笑)。自分たちも初めてのことで、そもそも会場の規模とか大風呂敷を広げすぎちゃったなっていうところがあって。もちろん最初にカンパニーズ兄さんにって話にはなったんですよ。 常田 ね。 グレート その話は聞いてて。絶対に出てほしいって言ってくれてるって。 大橋 だから次がいつっていうのはわからないんですけど、絶対に出てほしいです。 常田 ザ・ライターズとしても何かやりたいしね。 鈴木 さっきも撮影のときに話してたんですけど、夏はなかなか状況が読めないっていうのがあるよねと。実際「スキマフェス」の前後の日は39度とかあって、たまたまフェスの2日間だけそんなに気温が上がらなかったからよかったっていう。 グレート そもそも名古屋には野外フェスをやるような大きな会場はないしね。街の規模が大きい割にね。そういうなかで、スキマがあれだけの規模のフェスをやってくれたっていうのは誇らしかった。 ――「スキマフェス」は2万人という規模でしたが、椅子が並んでいてビックリしました。でもよく考えたら、さすがに長時間ですから椅子がないとキツイよなと。椅子があることで快適に楽しめる環境になっていて、「フェス=スタンディング」みたいなイメージもあったのですが、それはすごくいいなと思いました。で、ですね。今回の豊洲PITで行われるイベントなんですが、当初スタンディングで考えていたのですが、もしかしたら椅子ありの自由席にした方がそれはそれで快適なのでは?という意見もあって、そのように変更することになったそうです。 常田 安心すると思いますよ、その方が。 グレート 曲によっては立って踊ってもいいわけですしね。 常田 僕らのファンクラブイベントもスタンディングの会場でやるんですけど、2階にある椅子席のエリアから売れていくんですよ。 グレート あとね、冬の方が椅子あった方がいいんですよね。上着とか背もたれにかけられるから。 鈴木 クロークに預けるのに結構並んだりするしね。 グレート 椅子があるんなら行くかって人も、リアルな話、いるでしょうからね。 大橋 僕らを見に行くお客さんにとって、「近くで見たい」よりも「座りたい」の方が勝るでしょう(笑)。 グレート そうそう(笑)。 鈴木 ただのおじさんじゃねーか!って(笑)。あっちはあっちであんまり近くで見られたくないって思ってるかもしれないですから(笑)。 グレート お互いバレちゃうから(笑)。 ――では、最後に読者の皆さんへ、メッセージをお願いします。 鈴木 ぜひ楽しみにしてきてください。そう何回もできるものじゃないし、今後、もしかしたらもうないかもしれない。お互いのスケジュールが合わなくて。だから見れるときに見ておいた方がいいですよ(笑)。 大橋 ほんとそうですよね。先輩たちも旅ばっかりしてますし、僕らもツアーばっかやってますし。僕ね、圭介さんと一緒に歌うときっていつもすごい刺激を受けるんですよ。ああ、こういうふうに先輩は戦ってきたんだなって。 鈴木 ははは。 大橋 圭介さんにいつも言われるのは、「お前はいいよな、まだ酒とかやめられるものがあるから。俺はもうやめるものがないんだよ」って。本当に命かけてる感じが一緒に歌ってると伝わってくるんですよ。だから僕自身もすごく楽しみなんですよね。その部分っていうのは確実に伝わると思うので、ぜひ皆さんも楽しみにしてもらえれば。 常田 ザ・ライターズ、初の東京ですから。 グレート 何せこのイベントの最初の告知文に“幻のバンド”って書いてあったから。当の本人たちが何をやったかまったく覚えてないって意味では本当に幻になりつつあるので今のうちに(笑)。 Text:谷岡正浩 <ライブ情報> Toyosu PIT 10th ANNIVERSARY Special Live 『フラカンとスキマのデラックス・ドラゴン』supported by エンタメサイト ぴあ 2025年1月14日(火) 東京・豊洲PIT 開場18:00 / 開演19:00 出演:フラワーカンパニーズ / スキマスイッチ