「恐竜」宝達志水駆ける! 着ぐるみレースに230体
●復興招待枠も 恐竜の着ぐるみを身につけて走る「ティラノサウルスレース」(北國新聞社後援)は3日、宝達志水グラウンドゴルフ場で行われ、県内外からエントリーした約230体の「恐竜」が全力疾走し、会場を沸かせた。中学生以上の「成獣」の「オスの部」で川合賢児さん(32)=宝達志水町今浜=、「メスの部」で安藤日向子さん(14)=金沢市野田中3年=が優勝した。 ティラノサウルスレースは米国発祥の競技で、各地で人気を集めている。町商工会青年部などでつくる実行委が交流人口の拡大を目的に企画し、今年で2回目。今回は復興招待枠を設け、罹災(りさい)証明書が交付されている50人の参加費を免除した。 約80メートルの緩やかな勾配を走るレースでは、色とりどりの恐竜が登場。予選、準決勝、決勝と徐々に白熱したレース展開となった。小学生以下の「幼獣」の部では、元気に走る姿に歓声が上がった。 優勝した安藤さんは元陸上部で「昨年は準決勝で負けたのでうれしい」と話した。川合さんも前回は準決勝で敗退しており、「3日前からダッシュした成果が出た」と感無量の表情を浮かべた。 会場には、町商工会青年部や町内外の飲食店が出店するマルシェも開かれた。