「誠意のない男たちと有毒な関係を重ねた」米歌手が告白 きっかけとなった「最初の関係」
「許すこと」で救われた
今にして思えば、最初の関係から受けた傷とその毒性から目を背け、それを美化しようとしたために、深く考えもせず、次から次へと誠意のない男たちと関係を持ってしまったのだ。1回で十分なはずなのに、気付けば性懲りもなく同じ過ちを繰り返していた。 なんて愚かな......。でも、やってしまったのは事実。自分で選んだことで、私にも責任がある。当時の自分に言いたい。本当にごめんなさい。 私の友人でもある心理学者のW・キース・キャンベルの素晴らしい助言に支えられて、私はトラウマと向き合い、許すことを知って、自分の成長を感じられるようになった。 付き合った男たち、そして自分を許すことは想像を超えるほど大きな恩恵をもたらした。私は長年自分を恥じてきたが、もうそんな気持ちに苦しむこともない。 「あなたはもっと賢いはずでしょう」とか「なぜ別れなかったの」と言われるたびに感じた自責の念。それが今、手痛い代償を払って得た知恵となり、私と同じ過ちを繰り返さないよう、ほかの人たちを導く灯となっている。 有害な関係をめぐる自分の経験を曲や本に書いてシェアするのは、誰かが人生の時間を無駄にしないようにするため。それは私が差し出せる最もピュアな贈り物だ。 ■ステファニー・クエール(カントリー歌手)