弁護側は「殺意否認」 阿南市の団地で女性切り付け殺人未遂罪に問われた男の初公判【徳島】
2023年11月、阿南市の団地で、女性の首を刃物で切りつけたとして、殺人未遂の罪に問われた男の裁判員裁判が始まり、初公判で男は殺意を否認しました。 阿南市宝田町の自営業の被告の男 58歳は去年11月、阿南市宝田町の団地で、この団地に住む当時58歳の女性に対し、殺意を持って、果物ナイフで首を切りつけるなどした殺人未遂罪などに問われています。 女性は一時、意識不明の重体となりました。 12日の初公判で弁護側は、「殺意」を否認し、「傷害罪にとどまる」として、争う姿勢を示しました。 検察は冒頭陳述で、「被害者は被告から犬を預かっていたが、被告が犬を虐待して いたことから犬の返還を拒否。被告は激高し、被害者の首付近目掛けて、ナイフを振り下ろしさらに尻などを2回刺した」として、「強い殺意があった」と主張。 一方、弁護側は、「被害者とは幼馴染で、互いの家を行き来する関係。事件直前、被害者に犬を返すよう頼んだが強く拒否され、脅しのつもりでナイフを振り回したが、殺すつもりはなかった」などと主張しました。