《93歳の料理系YouTuber》道場六三郎は今も現役!語った7つの“仕事術”とたった1つの“動機”
いいことは、どんどんパクる 93歳、料理人歴50年以上でも、まだまだ知らないことがあるんだねえ。日々勉強ですなあ。 というのも、少し前のYouTubeで、YouTubeの視聴者さんと料理対決したんですよ。そこでいい調理法を教えてもらってね。それが「低温調理」という方法。素材を保存袋に入れて、湯煎しながらゆっくり素材に火を入れていく方法なんだけれど、これはいいねえ。 早速それを活用させてもらいました。僕のローストビーフに取り入れたんですよ。60度をずーっとキープした湯の中につけておくだけで、ローストビーフはおいしくなる。簡単でしょう?これもYouTubeで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。 ゴルフは楽しい! 楽しいことをやる ゴルフ歴は60年以上になりますね。料理人の中でもゴルフを始めるのはかなり早かったね。週2回、今もずっと続けています。歳をとってだんだん足腰が弱くなってきても、ゴルフに行けば1万歩は歩くんです。タイガーウッズの真似をして颯爽と歩く(笑)。だから姿勢もいいでしょう? それだけ長く続けてこれたのは、ひとえに「楽しいから」。 楽しいことは、笑顔にするし、元気もつくる。その日がどうやったら楽しくいられるか探し出すことも、元気の秘訣かな。そういう意味でも、YouTubeも楽しいですよ。 実はYouTubeを始めたのは、ちょうど運転免許を返納したタイミングでした。運転も好きだったから、一瞬楽しみが減ったように思えたけれど、ちゃんと次の楽しみが用意されているもんだね。初めはお店の料理を伝えようとしていたんだけれど、「家庭料理を伝えたい」とひらめいて、そっちのほうをメインにしたら、反響が大きくてね。 今は、冷蔵庫を開けて何ができるか考えたり、スーパーに行って安くていい食材を見つけたり、そこから新しい料理がひらめくのは最高に楽しいですよ。「生きがい」ですかね。 新しいことに挑戦。できることを見つけ出す 実は、新しい仕事に取り掛かろうとしているんです。それは、介護施設での仕事。介護施設で僕の動画を流して、僕のレシピの料理を食べて元気になってもらおう、というものです。 93歳の僕にとって、施設にいる人はほとんど年下。だから僕の動画を見てみんな、「元気になろう!」「まだまだがんばれる」と生きる気力を感じてくれているようなんです。 長く生きてきたからこそ、役に立つことがある。僕が世の中の役に立つことは、これからもどんどんしていきたいな。