燃料デブリの試験的な取り出し 放射線量の測定を開始(福島)
福島放送
福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しで、格納容器の外に出されたデブリの放射線量の測定が進められています。 東京電力は10月30日、2号機の格納容器の底で、5㎜ほどの大きさの燃料デブリをつかみ上げ、11月2日には格納容器の外に出しました。 5日は午前9時ごろから、このデブリの放射線量の測定を始めていて、基準としている1時間当たり24ミリシーベルトを下回れば、専用の容器に回収して、試験的取り出しの工程が完了する見通しです。 デブリはその後、グローブボックスと呼ばれる装置の中で重さなどを測ってから、茨城県にある国の研究施設に運ばれ、詳しく分析されることになります。