年収が安定している「公務員」になりたいのですが、公務員の「初任給」はいくらですか?
民間企業に勤める方の中には「公務員は安定しているからうらやましい」と考える方もいるでしょう。たしかに、公務員は民間企業と違い、業績の変化による賃金の変動は少ない傾向にあります。しかし、公務員になるためには公務員試験を受けて合格しなければなりません。そのため、公務員を目指すには、給与だけでなく試験への理解を深めることが大切です。 今回は、一般的に安定しているといわれる公務員の初任給を紹介します。また、実際に試験に挑戦したい方向けに、具体的な資格や年齢制限もあわせて解説します。 ▼「公務員は安定している」って本当? 定年退職の割合や退職金の平均額を教えて!
公務員の初任給はいくら?
以下にて、国家公務員の初任給を紹介します。 表1
※人事院「国家公務員給与等実態調査の結果」を基に筆者作成
公務員試験の受験資格
ここからは人事院「国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)」を基に、国家公務員試験の受験資格をご紹介します。 1. 1994(平成6)年4月2日~2003(平成15)年」4月1日生まれの者 2. 2003(平成15)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの (1)大学を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者 (2)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者 次に、公務員試験の受給資格は以下の通りです。 ・共通要件(公務員共通の要件) ・年齢要件(試験種ごとの要件) ・学歴要件(総合職などの要件) ・資格要件(試験区分別の要件) ・身体要件(公安系特有の要件) また、目指す職種によって求められる能力もさまざまです。例えば、警察官や消防官を志望する場合、体力や身体的要件が特徴的です。身長基準があったり、視力基準があったりするため、受けたいと思う試験の学習に取り組む前に要件を確認しましょう。