仲本工事さんの妻、三代純歌の損害賠償訴訟で「週刊女性」側は請求棄却求める 三代側は刑事告訴も申請
2022年に交通事故で死去した夫でザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)の記事をめぐり、妻で歌手の三代純歌(みだい・じゅんか、55)が「週刊女性」を発行する主婦と生活社に名誉を毀損(きそん)されたとして、1650万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が23日、東京地裁で開かれた。 同誌では事故に遭った仲本さんの見舞いに訪れたドリフの同僚でタレント、加藤茶(81)が三代に対し「仲本がこうなったのはお前のせいだ」としかったなどと報道。被告側はこの日、答弁書で「(記事で三代の)社会的評価は低下していない」などとして請求棄却を求めた。 餘多分宏聡裁判長は、記事の真実性、取材を徹底的に尽くしたかどうかの真実相当性が争点と指摘。被告側には次回期日(5月17日)までに具体的な反論ポイントの提出を求めた。これに被告側の弁護士は「公共性、公益性をどう主張するかをつめていきたい」と述べた。 三代は主婦と生活社のほかに、名誉毀損で「週刊新潮」の新潮社に2200万円、「女性自身」の光文社に4400万年の損害賠償を求めて提訴している。この日、三代は出廷後に報道陣の取材に応じ、今月19日に前出の3社を神奈川県警に名誉毀損罪などで刑事告訴の申請をしたと報告。受理はされていないが、「(しかったなどと報じられた)加藤さんにとっても失礼な話」と話していた。