日本のクルーズ船、高雄港で新年迎える 同港での国際クルーズ年越しは初/台湾
(高雄中央社)日本の大型クルーズ船「にっぽん丸」が昨年12月31日、南部・高雄市の高雄港に寄港し、乗客と船員約600人が台湾で新年を迎えた。同港が国際クルーズ船の年越しの場所として選ばれるのは初めて。 国際クルーズ船の寄港数増加を狙う同港。港を運営する台湾港務高雄港務支社によれば、同社は昨年、誘致活動のために日本のクルーズ運営会社を訪れ、昨年3月に供用開始されたばかりのクルーズターミナルや美しい水辺の風景をアピールしたという。 にっぽん丸は12月31日から1月1日にかけて同港に停泊。同社は税関などの機関や高雄市政府海洋局と連携し、台湾原住民(先住民)族のパフォーマンスで旅客を歓迎した。この他、正月飾り(春聯)の書道体験やお年玉袋(紅包)のプレゼントなどを行い、台湾の新年の雰囲気を演出した。 (林巧璉/編集:田中宏樹)