被災地支援に 稲葉さんのファンらが納めた浄財 川崎八幡神社の氏子ら寄付/岡山・津山市
人気ロックバンドB’zのボーカル・稲葉浩志さんゆかりのスポットとして有名な「川崎八幡神社」の氏子たちは7日、今夏に開かれた稲葉さんのソロライブの際、参拝に訪れたファンらが納めた浄財を、9月に起きた能登半島大雨災害の義援金として岡山県津山市に届けた。寄付金は日本赤十字社(日赤)の県支部を通じて被災地に送られる。 【写真】氏子を代表して来庁した西村総代長(中央)ら
稲葉さんの母・邦子さんが営む「イナバ化粧品店」の向かいに位置する同神社では、「Koshi Inaba LIVE2024~enⅣ~」(8月13、14日)の開催に合わせて8月12日から3日間限定で御朱印とお札、冊子セットを販売、冷たいお茶を配るなどして参拝客をもてなし、反響を呼んだ。その後、多くの人からいただいた初穂料やさい銭の活用について話し合った結果、一部を被災地支援に充てようと決めた。
この日は、氏子を代表して西村勇総代長、片山恭司責任総代、木下正造責任総代が来庁し、日赤県支部津山市地区長の谷口圭三市長に手渡した。谷口市長は「みなさんの温かい気持ちは被災者の力になるはず。責任をもってお届けする」と述べた。
西村総代長は「日本全国から神社にお越しいただいたみなさんに感謝しています。この浄財が地震、大雨と2重の災害に遭われ、大変な思いをしている方々の役に立つようにと願っています」と話していた。
津山朝日新聞社