葉っぱ切り絵美術館「リトリーフアートミュージアム福島」展示エリア1.6倍に 21日増床オープン
世界で注目を集める葉っぱ切り絵アーティスト「リト@葉っぱ切り絵」さんの作品を集めた福島市飯坂町の美術館「リトリーフアートミュージアム福島」は、増床した新展示室が21日にオープンする。 同美術館は、リトさんにとって初の常設美術館。6月に開館した。人気を受けて増床し、展示エリアは従来の1.6倍になった。新展示室では特別企画展「葉っぱ切り絵に出会うまで」を開催、リトさんが葉っぱ切り絵というアートに出合い、ここまで成長してきたストーリーを過去の作品も含めて紹介する。また、「葉っぱに広がる日本画の世界」も同時開催し、リトさんが最近力を入れている葛飾北斎の「富嶽三十六景」や「鳥獣人物戯画」など日本画をモチーフにした最新作・日本画シリーズを展示する。 リトさんは、発達障害の一つ注意欠陥多動性障害(ADHD)を前向きに生かそうと、2020年から独学で制作を開始した。大小の魚が泳ぐ水族館を表現した「葉っぱのアクアリウム」で交流サイト(SNS)のフォロワー数が爆発的に増えた。開館時間は午前9時半~午後5時(最終入館は同4時半)。問い合わせは同ミュージアム(電話080・8783・1313)へ。
福島民友新聞社