幸四郎は「ポワワワワ~ン」「フワフワ系男子」と中村ゆり 隣で染五郎は苦笑い
歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)、女優の中村ゆり(42)らが11日、大阪市北区の大阪ステーションシティシネマで行われた映画「劇場版『鬼平犯科帳 血闘』」公開記念舞台あいさつに出席した。 【写真】デヴィット・ボウイや沢田研二に刺激を受けた1970~80年代ファッションで登場した市川染五郎 「大阪府寝屋川市香里園出身で~す。こんなすごい大作をもって地元に帰って来れて感激しています」と笑顔の中村。 「なんか、寝屋川で育った子が、こんなふうに女優になれるんやぁっていうのが自分の感想。もう東京の方が住んでるのは長いんですけど、大人になってから見る大阪がある。関西にしかない人との距離感、率直さ、人情とか、そういうとこで育ってよかったって、改めて思います」 劇中では「密偵になりたい」と鬼平(幸四郎)に申し出る居酒屋の娘、おまさをクールに演じていたとは思えない大阪弁トークの中村の印象を聞かれ、幸四郎は「ステキな方ですよ。この天然さ。ペースが全くブレずに現場でもずっといたのがすごい」と表した。 これに中村は「そっくりそのまま、そのお言葉をお返しします」と切り返すと、「幸四郎さんは普段ポワワワワ~ンとしてて、〝俺だぞ〟っていう歌舞伎役者さんのパブリックイメージより、すごいフワフワ系男子。全くこっちが緊張しない空気感を与えてくださるから、私もずうずうしくなっちゃって、近所のお兄ちゃんみたいに接してた。それぐらい懐が深い」とぶっちゃけ。 若き日の鬼平を演じた幸四郎の長男、市川染五郎(19)は、隣で父親がイジられるのを聞いて苦笑していた。