医療環境の激変が追い風、消費低迷にも強い「直近IPO株」
処方箋予約システムのほか、電子版お薬手帳などのアプリも提供(イメージ写真:Graphs/PIXTA)
アメリカの株式市場に振り回される状況が続いていた日経平均株価も、ようやく落ち着きを取り戻したようで、3万2000円を挟んでモミ合う展開となっています。 何度もしつこい話になりますが、今夏以降、日経平均のEPS(1株当たり利益)の低下が続いて2100円を下回る状況になっていましたが、3月期企業の第2四半期累計(4~9月)決算の発表シーズンを迎えて、ようやくEPSの低下も落ち着き始めたようです。 今後、企業の決算発表とともに上昇に転じるようであれば、株価はすでに下落していることもあって、日経平均のPER(株価収益率)が割安になる可能性も出てきます。まだまだ決算発表は始まったばかりですから、今後の決算内容には注目しておいたほうがよいかもしれません。 業績が改善することへの期待が影響しているのか、それとも日経平均が急落してきたからなのか、9月に入ってから売り越しが続いていた海外投資家が買い越しに転じるなど、動きに変化が見られ始めています。中東における地政学リスクが収まる気配はまったく見られないということもありますので、海外投資家による売り越しがいったん落ち着くのか、そのあたりの動きに注目していきたいところです。
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横山 利香