男子100メートル、坂井隆一郎が連覇 「接戦の中で勝ち切れた」初の五輪代表入り有力に【陸上日本選手権】
◇30日 陸上 日本選手権最終日(新潟・デンカビッグスワンスタジアム) パリ五輪代表選考を兼ねて行われ、男子100メートルは坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒13で大会連覇を果たした。参加標準記録(10秒00)は満たさなかったものの、世界ランキングも踏まえて、初の五輪代表入りが有力となった。坂井は準決勝で10秒11をマークし、全体1位で決勝進出。「あまり深く考えず自分の走りができれば結果もタイムもついてくると思う」と語っていた。 レース後の坂井はホッとした表情を見せ、NHKのテレビインタビューでは「接戦の中で勝ち切れたのは本当に良かったなというふうに感じています」と喜びを語った。2位は東田旺洋(関彰商事)、3位は柳田大輝(東洋大)だった。 ◇男子100メートルパリ五輪への道 出場枠は最大3。すでにサニブラウン・ハキームが代表に内定しているため、残りの枠は最大2。2023年7月1日から24年6月30日までに参加標準記録を突破した選手は日本選手権優勝で代表に即時内定する。標準未突破や2位以下でも、今大会の成績や6月末時点の世界ランキング次第で代表に決まる。
中日スポーツ