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アメリカのホワイトハウスはバイデン大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談を今月15日に行うことを明らかにしました。 アメリカ政府高官によりますと、米中首脳会談はAPEC（＝アジア太平洋経済協力会議）にあわせて今月15日にアメリカのサンフランシスコで行われます。対面での首脳会談は去年11月以来、1年ぶりとなります。アメリカとしては、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢への対応が続く中、米中トップの意思疎通を維持し、競争を管理することで中国との関係を安定させる狙いがあります。中東情勢では、イランが紛争を拡大することを防止するため、イランとのパイプがある中国の協力を得たい考えです。 政府高官は「大統領は軍事面の意思疎通を再開するために必要な措置をとる決意だ」と述べていて、偶発的な衝突を避けるため、軍同士の対話を再開できるかが焦点となります。 米中両国は首脳会談に向け、核兵器の軍備管理や経済、海洋問題などで実務者レベルで協議を行っています。会談では、台湾や南シナ海、人権など米中が対立する問題についても議論するとしています。