二宮和也

　「嵐」二宮和也（40）が、20日放送のTOKYO　FM「川島明　そもそもの話」（土曜後5・00）にゲスト出演し、尊敬している先輩タレントについて語った。 【写真】二宮和也が「ああいう人になりたい」と語った超大御所 　二宮に宛てられた番組のアンケートでは、20代、アイドル時代、バラエティー、芝居とそれぞれの年代やジャンルで影響を受けた人物についての質問に、すべて「無」と答えたという。「正確に言うと、影響を受けなかったというよりは、すべてを受け入れて生活をしていたので、すべてから影響を受けている」というのが、その理由だという。 　現場では、当初の予定と違った進行やハプニング、トラブルが怒ることもある。パーソナリティーの「麒麟」川島明から「あんまり怒ってるイメージがない」と振られると、二宮は「怒らない。絶対怒らない」と答えた。 　そんなスタンスを、川島は「トラブルがあっても絶対ニコニコしてる。座長としてなのか？そういう人なのか？そこを尊敬している」と称賛した。 　すると、ここで二宮の口から個人名が飛び出した。「そこらへんに関しての憧れで言うと、やっぱタモさん」。タモリの泰然自若ぶりに、驚いたことがあったという。 　それはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演した時のこと。海外の人気バンドがゲスト出演した際、メンバーが既に酒に酔っていたという。「どかっと時間を割いてやってたけど、（お酒を）いっちゃってて、20秒くらい早く終わっちゃったの。どんどんどんどん早くなっちゃって。それはそれでレアだから、楽しんでるんだけど、放送としては、事故。どうしようみたいな」。 　そんなハプニングにも、タモリは平然としていたという。「タモさん、ずっとニコニコしてて、隣にいるアシスタントの人が何とかさばいて、“また来週～”って」。タモリの口ぶりをまねしながら振り返り、「こりゃすげえと。あれは本当にそう。ああいう人になりたいなと」と敬意を表した。 　タモリのスタンスには、場を落ち着かせる効果を感じるという。「一番でしょう？あの人が落ち着いているから、大したことないんだ、これはって勝手に思っちゃう。タモリさん、ニコニコしてるからなって。感銘を受けちゃった。勝手に受けちゃって」。その教訓は、自身の立ち居振る舞いにも生きているといい、「現場で何か起きた時に怒るとか、パニくるとかしない方がいいな、かっこいいなみたいな」と明かしていた。